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10月は3日、17日、24日がお休みになります。

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肩こり

産後の抱っこや授乳で肩の痛みに悩む20代女性の改善事例

髙野

 

患者情報:29歳 女性

 

【問診】

 

<お悩み>

 

授乳

 

右肩が重く、痛みが出る

 

<患者様からお伺いしたこと>

 

Q,いつ頃から症状がありますか?

 

産後ぐらいからひどくなったので、5ヶ月ほど前からです。

 

あと最近は疲れやすくなった気もします。

 

Q, どんな体勢が辛いですか?

 

抱っこや授乳の姿勢が気になります。

 

Q, 普段はどのような姿勢が多いですか?

 

子供を抱っこすることが多いです。

 

まだ上の子も2歳なので、抱っこしながらしゃがんで上の子と遊んだりすることが割と多いです。

 

Q,頭痛や、手に痺れなどはありますか?

 

痺れはないですが、時々頭痛はあります。

 

Q,過去に同じような痛みになったことはありますか?

 

上の子の産後の時も、肩の痛みはありました。

 

Q, 他に何か話しておきたいことはありますか?

 

特にありません。

 

Q,肩の痛みで整形外科や整骨院等を受診されたことはありますか?

 

肩の痛みで整形外科等を受診したことはありません。

 

【検査】

 

<動きの検査>

 

首を後ろに倒す動き、左に回す動きの際に、動きに制限があることが見られました。

 

<神経症状の検査>

 

特に異常は見られませんでした。

 

<そのほかの検査>

 

・頭が少し前に出ている前方頭位の姿勢が見られました。

 

・肩甲骨が前に倒れてしまっているため、肩甲骨の動きが悪くなっていることが分かりました。

 

<筋力のテスト>

 

・インナーマッスルの筋力は弱くなっていました。

 

・リーチング検査という、両手を横に伸ばした状態で反対の手首を掴みに行く検査では、左手で右手を掴みにいく際に、動く範囲に制限がありました。

 

・前鋸筋や菱形筋と言われる肩甲骨を動かす際に働く筋肉の筋力は、問題ありません。

 

【検査結果から分かること】

 

母と愛娘 抱っこ

 

<肩部痛の分類>

 

この患者様は日常的に抱っこの動作が多いことがまず肩に負担がかかりやすい環境にあります。

 

また、姿勢の問題として頭が前に出ており、肩甲骨が内側に巻いてしまっていることで、一層肩周りに負担がかかりやすい中で抱っこをしていることになり、痛みが増強しています。

 

また特に神経障害を調べる検査にも問題はなかったことから、筋-筋膜性の痛みと考えられました。

 

<筋-筋膜性肩部痛の原因の分析>

 

肩甲骨が前傾してしまっていること、また頭が前に出てきてしまっていることが肩の筋肉に過剰な負担がかかっている原因となっています。

 

この肩甲骨の前傾と前方頭位は、妊娠出産を通じて深部の筋肉であるインナーマッスルが弱くなり、その結果胸郭(上半身)の動きが悪くなってしまうことで起きてしまいます。

 

痛みに関しては、筋肉の緊張をほぐすことで収まって行きますが、この患者様の場合、肩甲骨の前傾と頭の位置を改善しないことには肩の筋肉に負担をかけ続け、痛みはいずれ再発してしまいます。

 

そのため、インナーマッスルを鍛えて胸郭(上半身)の動きも良くしていき、肩の筋肉に負担をかけないようにしていく必要があります。

 

【施術計画】

 

肩 整体

 

<施術方針>

 

まずは痛みを緩和させるため、患部への施術を行います。

 

しかしこれだけでは肩甲骨の前傾が改善されない限り、また負担がかかってきてしまうため、肩甲骨のまわりの筋肉の動きを良くしていくことが最も重要になります。

 

肩甲骨の周りの、正しく使えてない筋肉を手技によって動かしていきます。

 

またインナーマッスルの筋力を上げるため、電気施術でインナーマッスルを鍛えていきます。

 

<施術のゴール設定>

 

肩の筋肉に負担のかかりにくい体を作っていきます。

 

<施術期間と頻度>

 

週2回の通院ペースで、3ヶ月の期間を提案しました。

 

【施術経過】

 

4回目施術終了後

 

来院までに頭痛はありませんでした。ただ、朝起きると肩周りが固まっているような感じがある状態でした。

 

首の動きは初診時に比べると改善がみられましたが、まだ左に首を回した際には右と比べると左右差がありました。

 

自宅でのトレーニングとして、ドローインを指導しました。

 

6回目施術終了後

 

頭を後ろに倒した時、左に倒した時の動く範囲に改善が見られました。

 

リーチング検査では左手で右手を掴みにいく際は、まだ動きの悪さが見られました。

 

インナーマッスルである腹圧を調べたところ、初診に比べると力が入るようになっていました。

 

10回目施術終了後

 

首の動きは問題なく行えるようになりました。

 

またリーチング検査でも右手の手首に近いところまで届くようになりました。

 

自宅でのドローインのトレーニングも続けており、腹圧は徐々に入るようになってきていました。

 

頭痛はしばらく起こっていない状態でした。

 

14回目施術終了後

 

首や胸郭の動きには改善が見られ、インナーマッスルも着実についてきており、順調な経過です。

 

【まとめ】

 

この患者様は、産後から続く肩の重怠さや痛みでお悩みでした。

 

まだ小さなお子様が二人もおられることで、日常的に抱っこの姿勢などの育児の無理な体勢が続き、肩に大きな負担がかかっていました。

 

詳しく検査したところ、妊娠、出産を通じて体を支えるインナーマッスルが弱くなったことで、頭が前に傾く前方頭位や、肩甲骨が通常よりも前に傾く姿勢となり、このような姿勢の悪さから肩に負担がかかったことで痛みという症状が発生したと考えられました。

 

そのため、痛みを緩和させることと同時に、肩に負担をかける原因である姿勢の改善や動きの改善を施術によって行っていきました。

 

同時に、そもそもの原因である筋力の弱さを補うために、電気施術に加えて自宅でのトレーニングも積極的に行って頂きました。

 

現在のところ、動きの改善は確実に見られ、筋力も安定してついてきている状態です。

 

今後も育児は長く続きますが、その負担に負けない体つくりをお手伝いできるように、しっかりと経過を観察していきます。

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