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9月は水曜日も営業しております。

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首痛

首を後ろに倒すとしんどくなる症状でお悩みだった40代女性の改善事例

髙野

 

年齢:46歳  性別:女性

 

職業:冷蔵庫の製造(工場勤務)

 

【問診】

 

<お悩み>

 

首 痛み

 

首から左肩にかけての痛み

 

<患者様にお伺いしたこと>

 

Q,痛みはどんな動作で出ますか?

 

首を後ろに倒すとしんどくなるのが一番気になります。

 

他には、腕を前に伸ばして力を入れると、痛みがでます。

 

あと、作業をしていると左肩を貫通するような痛みが走ります。

 

Q,他に動作でつらいものはありますか?

 

腕を上げてのドライヤーをかける動作がやりにくく感じます。長時間できません。

 

Q,頭痛や、腕にしびれなどの症状はありますか?

 

頭痛は出ません。しびれもありません。

 

Q,これまでに大きな病気やけがをされたことはありますか?

 

特にありません。

 

Q, これまでに整形外科や整骨院等を受診されたことはありますか?

 

はい、整骨院でマッサージと電気をしてもらっていたことがあります。

 

【検査】

 

首や肩の症状の原因を調べるため、以下の検査を行いました。

 

<動きの検査>

 

首の動きの検査

 

首を前に倒す動きには、問題はありませんでした。

 

首を後ろに倒す動きで痛みが出ました。

 

振り向くように首を回旋させると、回旋させた側の首に痛みが出ました。

 

後ろに倒す際に、首を後ろから少し押し込み、動きに補助を入れると痛みが軽減しました。

 

この検査で、首を後ろに倒した際に、悪くなっている椎間板が首の骨に挟まってしまっていることが疑われました。

 

肩の動きの検査

 

肩を前に上げる動きや、横に上げていく動きに問題はありませんでした。

 

肩甲骨の動きの検査

 

肩甲骨の動きには、硬さが見られました。

 

肩甲骨と肩関節は密接に連携しながら動いています。

 

腕を横に上げる際、180度まで動きますが、割合的には肩関節:肩甲骨が2:1~3:1の役割でもって動きを担っています。

 

つまり、肩甲骨で180度のうち、45度~60度程をまかなっていることになります。

 

しかし、肩甲骨が動かないことで腕が思うように動かず、本来肩甲骨でまかなっているはずの動きを別の筋肉や関節を使うため、余計な負担がかかってしまい、改善が必要となります。

 

<筋力の検査>

 

・肩にある三角筋がうまく使えているかをみる力比べの検査では、首を前に曲げている時に力が入りにくい状態でした。

 

・肩甲骨の外側の筋肉と内側の筋肉の力比べの検査では、筋肉が使えていないわけではないですが、やや弱いと感じました。

 

<その他の所見>

 

・姿勢が悪く、猫背・巻き肩が目立ちました。

 

・首の骨の湾曲がなくなってしまっている、いわゆるストレートネックの状態になっていました。

 

【検査結果からわかること】

 

脊柱模型 説明

 

<首から左肩の痛みの分類>

 

首の部分の背骨の間にある、椎間板が悪くなってしまっていることで首、左肩に痛みが発生しているものと考えられます。

 

しかし、程度としては重いものではなく、今後の見通しも良いものであると予想できました。

 

<原因の分析>

 

この患者様の場合、ストレートネックや巻き肩といった姿勢の悪さや、肩甲骨の動きが悪いことが首に負担をかけている要因になっていると考えられました。

 

ストレートネックになっていると、首にかかる負担をうまく受け止めることができず、首の骨にかかる圧力が強くなってしまいます。

 

また、巻き肩や肩甲骨の動きの悪さが、肩関節を本来の正常な位置で動かすことの妨げとなっている状態です。

 

このことから、日常動作や仕事の動作で、普通ではあまり使わない筋に負担がかかりやすい環境になってしまい、首を痛めてしまう原因となっていると考えられました。

 

【施術計画】

 

肩 整体

 

<施術の方針>

 

姿勢の悪さと関節の動きの悪さの改善が、根本的な改善へとつながります。

 

動きの問題に関しては、肩甲骨と胸の前の筋肉への手技を行うことで改善できます。

 

また、姿勢に関しては程度で言うと軽いと言えますので、ご自身でのセルフケアで様子をみようと考えました。

 

セルフケアでは、顎引き運動と、胸の筋肉のストレッチングを指導し、自宅でやっていただくことにしました。

 

<施術のゴール設定>

 

首にかかる負担を減らし、痛みのない生活を目指します。

 

<施術期間・通院頻度>

 

1か月の期間で、週2回の通院ペースを提案しました。

 

【施術経過】

 

・初診の直後は痛み・動き共に改善し、軽快に動けるようになりました。

 

・2回目(2日後)は、首の痛みが戻り、大きく変化は感じられない状態でした。

 

・3回目(4日後)は、首の痛みは少し軽減していました。

 

・4回目(4日後)は、肩の痛みが少し軽減していました。初診の際の痛みの度合いを10とすると、10→3程度へと改善されていました。

 

・5回目(3日後)は、仕事の量や内容で状態に波が出る状態でした。

 

・6回目(3日後)は、状態は改善し、仕事での作業も楽になってきていました。

 

肩甲骨の動きを再度検査すると、初診時の硬さがなくなり、スムーズに動くようになっていました。

 

・7回目(4日後)は、ほぼ痛みがなく、動きにも問題はなくなりました。そこでトレーニングを再度指導し、セルフケアをする環境を作ってもらうことにしました。

 

・8回目(4日後)は、状態に問題はありませんので、施術を終了しました。

 

今後は、セルフケアで状態を安定させながら様子をみてもらいます。

 

痛み、違和感が出てきた際は、早期に受診していただくように伝えました。

 

また、椎間板に問題がある状態は変わりませんので、腕のしびれ、肩甲骨の間の痛み、朝一番目覚めてからの痛みなどが出てくると、椎間板の状態が悪化している症状であることも併せて伝え、状態の変化もチェックしていただくように話をしました。

 

【まとめ】

 

今回の患者様は、首から左肩にかけての痛み、特に首を後ろに倒す動作や仕事での作業中に痛みがありお悩みでした。

 

原因を調べるため、動きや神経症状を調べる検査などを行いました。

 

検査からは、首の背骨(頚椎)の中にある椎間板に問題があり、症状が出ていることが考えられました。

 

また、この椎間板の問題に加え、猫背、巻き肩、ストレートネックといった姿勢の悪さと、肩甲骨の動きの悪さも症状の原因として考えられました。

 

そのため、施術では姿勢の悪さと動きの悪さの改善を目指しましたが、そのうち姿勢の悪さはご自宅でのストレッチ等で改善可能な状態でしたので、院では肩甲骨の動きを改善することに重点を置いて施術を進めていきました。

 

結果として、予定通り一カ月間、計8回の施術で痛みも完全になくなり、動きの改善も見られましたので、施術を終了しました。

 

ただ、椎間板の問題は一度変形した椎間板が正常な状態にもどることはありませんので、症状が悪化しないようにご自身で意識して頂くことが大切です。

 

今後どのようなことに注意すべきかをお伝えし、今後もサポートを行っていく予定です。

 

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