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8月は10日11日13日22日が休みになります。

15日と29日は営業いたします。

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腰痛

★過去にヘルニア・ギックリ腰、現在は産後の腰痛でお悩みの30代女性の相談事例

 髙野

 

 

 

患者情報:34歳 女性

 

【問診】

<お悩み>

普段から腰痛はあったが、産後から腰の下部に強い痛みが出るようになった。

 

<問診でお伺いしたこと>

 

Q, 腰の痛みはこれまでにもありましたか?

 

昔から腰痛があり、ヘルニアと診断されたこともあります。

ギックリ腰も過去に3度ほど経験した事があります。

 

Q,痛みの強く出る体勢はありますか?

 

仰向きの体勢から寝返りをうつ時や、朝の起き上がりの時に腰に強い痛みが出ます。

 

Q,普段はどんな動きや体勢が多いですか?

 

子供は現在、生後6ヶ月で、抱っこする時は座っている事が多いです。抱っこで腰を反らしている時間が長く、そうすると痛みが強くなります。

あとは、立っている体勢が長時間続いても痛みが出てきます。

 

【検査】

腰の痛みの原因を詳しく検査していきます。

 

<動きの検査>

 

・腰の動きの検査:

後ろに反らした動作をした時に、左腰の筋肉(脊柱起立筋)に痛みが出ました。

 

・股関節の動きの検査:

股関節を内側、外側に捻る動作が硬く、外旋筋群という筋肉が緊張していることが疑われました。

また、股関節の前面にある腸腰筋という筋肉が緊張して硬くなっていることが疑われました。

 

・仙腸関節の動きの検査:

腰とお尻の間の仙腸関節で、腸腰靭帯という靭帯が癒着している可能性が疑われました。

 

<神経症状テスト>

 

・神経症状の検査を2種類行いましたが、異常はありませんでした。

 

<筋力テスト>

 

・インナーマッスルの筋力テスト:お腹の深部にある、インナーマッスルの筋力が弱い可能性がありました。

・お尻の筋力テスト:お尻の筋力が弱い可能性がありました。

 

【検査結果から分かること】

 

<腰痛の分類>

 

こちらの患者様の場合、椎間板性腰痛の可能性が疑われました。

腰痛には、筋膜が原因のものと椎間板が原因のものと、大きく分けて二つの種類があります。

椎間板が原因となる腰痛とは、背骨(腰椎)の中でクッションの役割をする椎間板という部分にも問題があり、痛みなどの症状が発生します。

日常的な動作で起こる腰への負担や、座っている時や立っている時に起こる腰への負担が繰り返しかかる事で、腰に痛みが出たと考えられました。

 

<椎間板性腰痛の原因は?>

 

こちらの患者様の場合、問診や検査の結果から考えられる主な原因として、2つ考えられます。

1つ目は、妊娠中にお腹にお子様がいる際に、骨盤が広がっている事や、腹式呼吸ができなくなる事によりインナーマッスル弱ってしまう状態であったことです。

このことで座っている時や立っている時に、筋肉によって腰椎を支える事が難しくなり、その分腰椎に負担がかかり続けている可能性が考えられます。

 

2つ目は、股関節、骨盤(仙腸関節)の動きが悪くなった事が原因に挙げられます。

身体は前屈みになる時に股関節、骨盤を倒してから、腰を倒していくという動きの流れがあります。

こちらの患者様は股関節と骨盤の動きが悪く、前に倒れ辛い為、腰だけで前屈みの姿勢になってしまう状態にありました。

そのためお子さんを抱える時や、布団に寝かしつける際には前屈みになる動作が多く、これらの負担が全て腰に集中してかかってしまっている可能性が考えられました。

 

腰の筋肉へ痛みを直接抑える施術に加え、、股関節と骨盤の動きを改善する事により、痛みを抑える事は可能ですが、座っている時、立っている時の痛みに関しては、インナーマッスルを鍛える事により腰椎を支える筋肉をつけない事には根本的な改善にはなりません。

 

【施術計画】

 

<施術方針>

 

まずは、指圧施術の際に腰椎のすぐ横にある、脊柱起立筋を緩める事が必要になります。

この筋肉を緩めれば痛みは軽減する事は可能ですが、日常生活の負担によりまたすぐに、元の体に戻ってしまいます。

元に戻らない為に、骨盤の上の靭帯(腸腰靭帯)の癒着をはがし、靭帯を正常な状態へ戻し、骨盤の動きを改善する施術と共に、腰椎への負担を軽減していく施術として電気施術でのトレーニングを行い、インナーマッスルを獲得していく事が必要になります。

 

<施術のゴール設定>

 

産後に現れた腰の痛みを改善し、また昔からある腰のだるさを改善することを目標とします。

 

<施術期間と頻度>

 

週2回、 3ヶ月の通院ペースでの期間を提案しました。

 

【施術経過】

 

・5回目の施術後:産後に現れた腰の痛みは半減しました。骨盤(仙腸関節)の動きも徐々に改善し、前屈などの動きは痛みなく行えるようになりました。

 

・10回目の施術後:骨盤(仙腸関節)の動きが改善したことで、正常な形で前屈み動作ができるようになり、日常的な動作での痛みは改善しました。

現在は昔からの腰のだるさが残っていますので、インナーマッスルのトレーニングや自宅で簡単に行えるトレーニング、ストレッチを行い、腰椎への負担を軽減させながら施術を続けていきます。

 

【まとめ】

この患者様は、産後に強く現れた腰の痛みでもお悩みでしたが、それ以前からも腰痛でお悩みでした。

検査結果から、この腰痛の原因は、背骨の中にある椎間板と呼ばれるクッションの役割をする部分が背骨から飛び出したりして神経に触り、痛みなどの症状を引きおこす椎間板性の腰痛であると判断しました。

この患者様の場合、インナーマッスルの筋力の弱さと、股関節、骨盤の動きの悪さが腰椎に大きな負担をかけている原因となっていました。

そのため、患部への痛みを抑える施術だけでは、短期的な痛みは取れてもすぐに痛みは再発してしまいます。同時に根本の原因である、筋力の獲得と動きの改善に対する施術が必要でした。

施術を進めていったところ、産後の痛みに関してはほぼ消失し、日常動作にも問題はなくなりましたが、以前からの腰のだるさはまだ残っている状態です。

今後は根本の原因を取り除き、腰椎に負担がかからないような体作りを患者様と共に進めていきます。

 

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