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8月は10日11日13日22日が休みになります。

15日と29日は営業いたします。

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腰痛

★お仕事中、座っているより歩行時が1番腰が辛い30代男性の相談事例

髙野

 

 

患者情報:37歳 男性

 

【問診】

<お悩み>

 

腰の真ん中辺りに、ジーンと重たい痛みがある。

 

<患者様からお伺いしたこと>

 

Q,腰の痛みはいつ頃からですか?

 

1週間前に、下に置いてある物を拾おうと屈んだ時から痛みが出ました。

 

Q,過去に腰に痛みが出たことはありますか?

 

学生時代にバスケットボール部に所属している時から、プレイ後に腰に痛みが出る事が多少あったように思います。

 

Q,それ以降痛みはありませんでしたか?

 

2ヶ月前や1年前にも同じ場所に、同じ様な痛みが出た事があります。

 

Q,腰の痛みで整形外科や整骨院を受診されたことはありますか?

 

2カ月前や、一年前の痛みでは特に整形外科や整骨院には通院していませんが、それから定期的にマッサージは通っていました。

 

Q,仕事ではどんな作業が多いですか?

 

仕事の時は前屈みの体勢で荷物を運んだりすることや、動き周ることが多いですが、デスクワークも少しあります。

座っている体勢より、前屈みの体勢や、動いている時が、1番辛く感じます。

 

 

【検査】

腰痛の原因を調べる為に、以下の検査を行いました。

 

<動きの検査>

 

・腰の動きの検査:

前屈の動作、後ろに反らせる動作をした時に、共に腰全体的に痛みが出ました。

 

・股関節の動きの検査:

股関節を捻る動作が硬く、股関節の前面にある腸腰筋という筋肉が緊張している可能性が疑われました。

 

・骨盤の動きの検査:

腰椎-骨盤リズムという、背骨と骨盤の動きの連動性や流れを見る検査では、動きの流れが悪く、骨盤を傾ける動作に硬さが見られました。

 

<神経症状の検査>

 

・神経症状の検査を行った結果、異常が見られました。

そのため、腰椎の椎間板(連結する背骨の間に存在するクッションの様な所)に異常がある可能性が疑われました。

 

<筋力テスト>

・インナーマッスルの筋力検査:

お腹の深部にあり、腰椎を支えているインナーマッスルの筋力には問題はありませんでした。

 

・お尻の筋力検査:

お尻の筋肉が上手く使えておらず、筋力も弱い状態でした。

 

【検査結果から分かること】

 

<腰痛の分類>

 

今回の腰痛は、椎間板性腰痛に分類されます。

椎間板性腰痛の特徴としては、腰の筋肉だけでなく、背骨(腰椎)のクッションの働きをしている所(椎間板)にも異常があり、神経が圧迫されて腰痛などの症状が現れます。

こちらの患者様の場合、痛みが起こる動作や場所に加え、神経症状の検査に異常が見られること、これまでにも腰の痛みがあったことなどにから、椎間板性腰痛の疑いがあると考えられました。

 

<椎間板性腰痛の原因の分析>

 

問診や検査の結果から、歩行時や屈んだ時に痛みが強くなる為、その動作の中で腰に何が起こっているのか、を分析していきます。

こちらの患者様の場合は、日常的に腰椎に負担をかけている原因が2つあります。

 

①基本的に、前屈動作は『股間節を曲げる→骨盤が前に倒れる→腰椎が曲がる』という順番で行われます。

しかし、こちらの患者様の場合、股関節の動きが硬い上に、骨盤を傾ける動作も硬いため、前屈動作を腰椎や腰の筋肉のみで行っている状態です。

そのため、日常的に腰にかかる負担が大きすぎる事が考えられます。

 

②検査により、お尻の筋肉を使えていない事が疑われました。

基本的に、歩行の時や立っている姿勢、座っている姿勢の時にお尻の筋肉は大きく関わってきます。

そのお尻の筋肉が使えない場合や筋力が弱まってしまう事により、歩行や立っている姿勢の際にその分の働きを腰で補おうとするので過剰な負担がかかります。

こちらの患者様の場合は、仕事で歩くことが多いのですが、その時にお尻の筋力が使えていない為、回旋する動きが元々少ないはずの腰椎が過剰に回旋し、腰の筋肉に大きく負担がかかってしまう状態にあります。そして日常でのこの積み重ねの結果、痛みが出てしまっています。

 

以上の2つの点が腰椎に負担をかける原因となっています。

そのため腰をピンポイントで施術すると痛み自体は和らいでいきますが、股関節や骨盤の動きや筋力を改善しないことには根本的な解決にはなりません。

 

【施術計画】

 

<施術方針>

 

まず、腰の筋が緊張して硬くなっている状態が強いので、指圧施術や電気施術で筋緊張を緩め、痛みを抑えていきます。

ただ、日常的に負担がかかり過ぎているので、負担がかかりにくいカラダ作りをしていく必要があります。

 

その為、前屈動作での腰の負担を軽減させる目的で、股間節や骨盤の動きを悪くしてしまっている原因の筋肉に指圧施術を行っていきます。

 

続いて、お尻の筋肉をつけるために、電気施術でトレーニングモードに切り替えて刺激を与え、お尻のトレーニングを行います。

さらに自宅で簡単に行えるトレーニングも指導しました。

 

<施術のゴール設定>

 

繰り返し起こる腰の痛みが、今後再発しないようにします。

 

<施術期間と頻度>

週2回、3ヶ月の期間での施術を提案しました。

 

【施術経過】

・4回目の施術終了時:

腰の筋の硬さが緩んできて、前屈の動作が少し楽に行えるようになりました。

同時に股間節の動きも少し良くなってきていました。

 

・8回目の施術終了時:

最初に悩んでいた、前屈み痛みや動いている時の痛みは、ほとんどない状態になりました。

股関節の動きも少しずつ改善しましたが、仕事での負担も大きい為、自宅でも行えるストレッチ指導を始めました。

 

・16回目の施術終了時:

初診時に悪くなっていた股間節、骨盤、腰の動きが正常の動きに戻り、仕事中の痛み、重だるさは改善しました。

 

【まとめ】

 

今回の患者様は長年腰の痛みを繰り返す状態でしたが、急激に悪くなったことで来院されました。

問診や検査により、腰椎の椎間板に異常がある、椎間板性の腰痛であると判断出来ました。

ただ、椎間板性腰痛といってもその原因は様々です。

この患者様の場合、歩行などのほとんどの動作に関わる、腰から骨盤にかけての動きの流れが悪かったことと、お尻の筋肉が使えていない体のクセによって腰椎に過剰な負担がかかって椎間板性腰痛を発症したと考えられました。

そのため痛みを抑えていくことに加え、原因となった動きの流れを改善し、お尻の筋肉を使えるような体を作って行くよう施術を行いました。

結果的に、患者様のセルフトレーニングでの努力の甲斐もあり、腰に負担が多い内容の仕事を続けながら、痛みの出ない状態へと早期に改善することが出来ました。

 

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