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10月は3日、17日、24日がお休みになります。

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腰痛

座っていると重怠さ、朝起き上がる時は腰に鋭い痛みが出る50代女性の事例

髙野

 

患者情報: 53歳 女性

 

【問診】

 

問診

 

<お悩み>

 

座っている際に腰に強い重怠さがあり、朝起き上がる際には腰に鋭い痛みがある。

 

<患者様からお伺いしたこと>

 

Q, 症状はいつ頃からですか?

 

朝の起き上がる際の痛みを感じ始めたのは、1週間前からです。

 

Q,どんな動作をした時に、どこに症状が出ますか?

 

家で床に座りながらパソコン作業をすることが多く、その時に腰の左下に重怠さを感じます。

 

また、朝の起き上がる際の痛みも同じ様な場所に痛みが出ます。

 

他には、洗い物や料理をしている時に立っている体勢が長時間続くと左腰に痛みが現れます。

 

ただ、カラダを動かしている時に痛みは出ません。

 

Q,これまでに腰の症状で整形外科や整骨院を受診されましたか?

 

5年前に腰の痛みが出た時は、整形外科に行き、ヘルニアと診断されました。

 

約1年間通院した結果、痛みやシビレは軽減しましたが、通院をやめてから数か月で重怠さやシビレが戻ってきました。

 

Q,しびれはどこに出ていますか?

 

5年前に腰を痛めた時から、右お尻~右足先にシビレがあります。

 

一時期は落ち着いていたのですが、最近になってまた気になり出しました。

 

【検査】

 

腰痛の原因を調べるために、以下の検査を行いました。

 

<動きの検査>

 

腰の動きの検査

 

体を後ろにそらした時に腰の筋肉(脊柱起立筋)に痛みが出ました。

 

股関節の動きの検査

 

股関節の動きは特に問題ありません。

 

骨盤の動きの検査

 

骨盤の上の靭帯部(腸腰靭帯)は硬く(癒着)なっており、骨盤の動きに異常がある可能性が疑われました。

 

<神経症状の検査>

 

・神経症状のテストでは右下半身に少し問題がある可能性がありました。

 

<筋力の検査>

 

お尻の筋力検査

 

右お尻の筋肉の筋力が弱まっていました。

 

インナーマッスルの筋力検査

 

お腹の深部にある、カラダを支える筋肉は弱まっていました。

 

【検査結果から分かること】

 

<腰痛の分類>

 

今回の腰痛は、椎間板性の腰痛に分類されます。

 

椎間板性の腰痛の特徴としては、筋肉だけでなく、背骨(腰椎)にも問題があり、その部分で神経が圧迫されて、シビレなども併発する可能性が高い腰痛です。

 

また、朝起き上がる時に腰に痛みが出ることや、座っている時に痛み(怠さ)や、シビレが増す可能性があるなどの特徴があります。

 

今回は、以上と同様の症状がみられるため、椎間板性の腰痛が疑われました。

 

<椎間板性腰痛の原因の分析>

 

今回の患者様は、問診や検査の結果から、

 

「何故座っている時、朝起き上がる時の痛みが強くなるのか?」

 

という点を深く分析していく必要があります。

 

・座っている時の背骨への負担の要因として、以下の流れが考えられます。

 

・インナーマッスルが低下する

・骨盤が正常な角度よりも後ろに傾いてしまう状態になる

・背骨(腰椎)が曲がる

結果として、曲がった背骨を支える筋肉(脊柱起立筋)が働きすぎて硬くなってしまいます。

 

加えて、椎間板(背骨)にも過度な負担がかかり、異常をきたします。

 

以上のような流れで、インナーマッスルの筋力低下により、背骨(腰椎)に負担がかかってしまいます。

 

また、神経は背骨(腰椎)の間を走行しているため、腰椎に負担が強くかかることによって神経を圧迫してしまい、しびれという症状となって現れます。

 

朝の起き上がる時の痛みに関しては、朝は背骨と背骨の間が膨張しているうえに、起き上がろうと力を入れるので更に膨張が加わり、痛みが強くなります。

 

そのため、背骨(腰椎)の周りの筋肉を治療することにより、短期間はカラダが楽にはなりますが、この患者様は1日の中で座っている時間が長く負担が多い為、椎間板を支えている筋肉を改善しない限りは、根本的な改善はできないのです。

 

【施術計画】

 

腰 整体

 

<施術方針>

 

検査の結果から、まずは筋肉の緊張が強いために痛みが出ている原因である、腰の筋肉に対しての指圧施術を行います。

 

更に骨盤の動きの異常から、腰に負担をかけている原因である、骨盤の上の靭帯部(腸腰靭帯)の筋膜の癒着をはがし、改善するために指圧施術で、筋肉をゆるめていきます。

 

ただ、これらの患部だけでは痛みは改善しますが、根本の原因であるインナーマッスルの筋力がないため、座っている時間が長くなると腰に負担がかかり、再度痛みが出てくる可能性が考えられます。

 

シビレの症状に関しては、発症から5年が経過していることや、足先まで症状が出ていることから、シビレが全くない状態にするのは難しいと言わざるを得ません。

 

ただ、背骨(腰椎)への負担を減らすことにより、シビレの強さを軽減できる可能性はあります。

 

そのために、インナーマッスルの筋力を獲得することが、日常的に痛みがでないようにし、シビレを軽減するポイントとなります。

 

更に、自宅でのインナーマッスルのトレーニングや、負担のかかりにくい座り方の指導もしました。

 

<施術のゴール設定>

 

朝の起き上がる際の痛み、座っている時の腰の痛みの改善を目標とします。

 

<施術期間と頻度>

 

週2回、2ヵ月~3ヵ月の期間での施術を提案しました。

 

【施術経過】

 

3回目施術終了時

 

朝の起き上がる時の痛みは半減しました。

 

5回目施術終了時

 

朝の腰の痛みはなくなりました。

 

また、座っている時の腰の重怠さも半減し、同時に骨盤の動きも良くなっている状態が見受けられました。

 

8回目施術終了時

 

初診時の腰の重怠さの度合いが10だとすると、10→3にまで減少しました。

 

13回目施術終了時

 

腰の重怠さが完全になくなりました。

 

患者様も自宅でのトレーニングも積極的に実践したこともあり、インナーマッスルも徐々に獲得できてきたため、座っている時の背骨(腰椎)の痛み、シビレの症状が軽減し、順調に施術が進んでいます。

 

現在は、再度痛みが出る不安をなくし、インナーマッスルを獲得する為、通院頻度を減らして経過を見ていきます。

 

【まとめ】

 

シニア女性 花

 

今回の患者様は、腰の重怠さと痛みでお悩みでした。

 

特に座っている姿勢や朝の起き上がりの辛さから、詳しく検査を行ったところ椎間板性からくる腰痛であると判断出来ました。

 

椎間板性腰痛の原因としては、この患者様の場合、体幹を支えるインナーマッスルの筋力が弱かったことで骨盤の動きが悪くなり、腰椎に過剰な負担をかけてしまっていることが考えられました。

 

そのため、腰を支える筋肉の緊張をほぐして痛みを取り除くとともに、いかに腰椎に負担をかけない体を作れるか、が重要になります。

 

施術では患部の直接的な施術に加え、インナーマッスルの筋力をしっかりとつけていくことで痛みやしびれが起こりにくい体を作ることを目標に施術を進めていきました。

 

結果として、患者様のトレーニングの努力もあり、痛みはほぼ消失し、しびれの症状も軽減するという素晴らしい改善が見られました。

 

今後はインナーマッスルの更なる強化と筋力の安定を目指して施術を行っていきます。

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