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10月は3日、17日、24日がお休みになります。

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腰痛

介護や仕事の環境の変化があり、腰痛・しびれが出た50代女性の相談事例

 

年齢:58歳  性別:女性  職業:化粧品販売

 

【問診】

 

<お悩み>

 

左の腰からふくらはぎにかけて、痛みとつっぱり感、しびれが出てきました。

 

<問診でお伺いしたこと>

 

問診

 

Q,症状はいつ頃からですか?また、症状の出るきっかけで思い当たることはありますか?

 

症状は1週間前からです。

 

最近は座っていることが多く、母の介護も大変でした。

 

Q,どのような体勢が辛いですか?

 

痛みなどが出始めてから症状はどんどん悪くなっていて、今は立っていても、座っていても痛みとしびれがある状態です。

 

Q, 楽になる姿勢はありますか?

 

横になる姿勢が楽に感じます。

 

Q,症状が強く出る時間帯はありますか?

 

朝一番が症状がきつく、痛み止めを飲みます。

 

Q, これまでに大きな怪我や病気をしたことはありますか?

 

10年ほど前に軽度のヘルニアになりました

 

Q,その時に治療は受けられましたか?

 

はい、ヘルニアの治療は整体院で矯正してもらいました。

 

【検査】

 

ここでは腰の痛みやしびれなどの症状を調べるために詳しく検査を行います。

 

<動きの検査>

 

腰の動きの検査

 

前かがみになる動作で痛みとつっぱり感が出ました。

 

後ろに反る動作では、動き出しに痛みが出ました。

 

体を捻る動作には問題はありませんでした。

 

股関節の動きの検査

 

股関節の動きに大きく制限がかかるような状態ではありませんでした。

 

ただ、仰向けの姿勢における股関節の動きでは、両側ともに正常ですと45度ほど動くところ、この患者様は35度ほどの動きとやや硬さがありました。

 

原因としては、股関節の前にある腸腰筋という筋肉が硬くなっていることが考えられました。

 

・腰と骨盤の動きの流れを診る検査では、動きが硬く、特に骨盤を前に倒す動きができていませんでした。

 

・うつ伏せで膝を外側に上げていく(平泳ぎのような恰好)検査でも骨盤の硬さが見られ、代わりにお尻が上がる現象が見られました。

 

・仰向けの姿勢で足を片方ずつ上げる検査では、左足を70度くらい上げたところで神経症状であるしびれの症状が出ました。

 

<筋力の検査>

 

ここでは命令が正常に伝達され、筋肉を使えているかをチェックします。

 

・足の親指での力比べをする検査では、腰を曲げている際に左側の親指の力がうまく入らず、弱い状態でした。

 

・お尻の筋肉が使えているかを診る検査では、力は入るものの他の筋肉を代わりに使って動かしており、お尻の筋肉自体はうまく使えていませんでした。

 

これは特に左側に強く見られました。

 

・片足立ちになる体勢では、やや不安定ではあるが筋肉が使えていないとは言い切れない状態でした。

 

<その他の検査>

 

・腰の骨の下にある仙骨と骨盤の骨との関節である仙腸関節を検査しましたが、特に異常はありませんでした。

 

<その他見られること>

 

・立っている姿勢では、骨盤が前に倒れて反り腰の状態でした。

 

・体を支える際に必要な、腹筋のインナーマッスルは弱い状態でした。

 

【検査結果から分かること】

 

<腰の痛み、しびれの分類>

 

今回は、過去にヘルニアを経験されており、このヘルニアが再発したものと思われます。

 

最近、仕事が変わったことや母親の介護など負担のかかることが重なったことが大きな要因だと考えられました。

 

<ヘルニアの再発の原因は?>

 

体幹を支えるインナーマッスルが低下していることで、腹筋の筋肉で姿勢を支えることが出来なくなり、股関節の筋肉が代わりになって姿勢を支える働きをすることになります。

 

その状態で、座っている姿勢が多くなると、股関節の前にある腸腰筋という筋肉がハリ、硬くなってしまっています。

 

そうなると、筋肉の動きが悪くなることで股関節の動きも悪くなってしまい、お尻の筋肉がうまく使えなくなります。

 

このように支えるということが本来の筋肉でできていないと、結果的に背骨(腰骨)にかかる負担が多くなってきます。

 

腰骨にかかる圧力が高まることも、症状が出てしまう原因になります。

 

【施術計画】

 

股関節 整体

 

<施術の方針>

 

この患者様の症状の原因は、筋力が落ちてしまい安定性が失われていることと、

 

股関節の動きが悪くなっていることにあります。

 

ですので、股関節の動きに対しては手技で筋肉の癒着をはがしていくことで改善をかけていきます。

 

また、筋力不足(特に腹筋、お尻の筋肉)に対しては、電流のトレーニングモードを使い、電気刺激を与えることで筋力を回復させていきます。

 

股関節の動きの改善は約1カ月で完了しますが、筋肉のトレーニングは約3カ月ほどかかります。

 

治療と併行して自宅でのセルフトレーニングという形で腰骨の動きを出す運動、インナーマッスルのトレーニングを行ってもらいます。

 

<治療のゴール>

 

痛み、しびれに悩まされない生活を目標にします。

 

<治療期間>

 

3か月間、週2回ペースでの通院を提案しました。

 

【施術経過】

 

現在、治療が8回終了しました。

 

・初診の施術直後は、痛み・しびれが残るもののつっぱり感がほぼ感じない程度になりました。痛みもほぼ半減しました。

 

・2回目(3日後)は、症状が戻っており、朝は痛みがきつく、痛み止めを飲んでいるという状態でした。

 

・3回目(4日後)は、痛み止めを飲まなくても、多少痛みが落ち着いていました。

 

この時、マッケンジー体操(レベル1)とインナートレーニングの指導を行いました。

 

・4回目、5回目では改善傾向があり、無理をしなければハリ感がなく、痛み止めも飲まなくても大丈夫な状態になっていました。

 

痛みの度合いは初診時が10とすると、10→7へと落ち着いていました。

 

・6回目、7回目では仕事の負担が多いと痛みが出るものの、ハリ感はなくなっていました。

 

そのため、痛み止めを飲まずに生活が送れるようになっていました。

 

・8回目は痛みがほぼなくなっている状態で、痛みの度合いは初診時と比べ10→1~2へと減少しました。

 

そのため、レベルを上げたマッケンジー体操の指導を行いました。

 

股関節の動きもほぼ正常範囲の45度に達し、後はその状態が安定するよう施術を継続していきます。

 

以上のように、現在予定通りに施術計画が進んでおり、筋力の改善もいずれ達成できるものと考えられます。

 

【まとめ】

 

シニアの元気な女性

 

この患者様は、以前痛められた腰のヘルニアが再発されたことで痛みやしびれといった症状が出ていました。

 

そもそも体幹を支える腹筋が弱いことが原因となり、骨盤の動きが悪くなって背骨に負担がかかっている状態でした。

 

更に介護や仕事での負担が重なったことで、症状が強く現れ始めたと考えられました。

 

この場合、骨盤の動きを正常に戻すと同時に、無理をして硬くなった筋肉の改善や、そもそもの原因である筋力をつけることが根本的な解決法となります。

 

順調な経過をたどっているこの患者様も、筋力がしっかりと安定する状態になり、痛みが再発しない体作りを今後もしっかりとサポートしていきます。

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