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10月は3日、17日、24日がお休みになります。

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腰痛

座る、寝るができないくらいの腰痛をお持ちだった40代男性の改善事例

髙野

 

年齢:42歳  性別:男性

 

仕事:製造販売業(鮮魚店)

 

【問診】

 

問診

 

<お悩み>

 

左の腰から、股関節、足にかけての痛み

 

<問診でお伺いしたこと>

 

Q,痛みが出たきっかけはありますか?

 

2月末に前かがみの状態から起き上がりの動作で痛めました。

 

Q,痛みはどこに、どんな動作で出ますか?また、痛みがでない体勢はありますか?

 

左の腰の部分から、左の足にかけての部分に痛みがあります。(左起立筋、左鼠径部、左膝、前脛部)

 

腰から膝にかけては、起床時と前屈時に痛みます。

 

また、座っている姿勢では、鼠径部に痛みが出ます。

 

夜になると、膝周辺が痛みます。

 

歩行時や、立っている姿勢では痛みません。

 

Q,痛みはどの程度辛いですか?また、当初に比べて、痛みに変化はありましたか?

 

痛みは、座る、寝るができない程辛いです。

 

2カ月経ち、当初よりは痛みが多少軽減しているものの、まだ強く残っています。

 

Q,これまでに大きな病気やけがをされましたか?

 

脳卒中をしたことと、高血圧があります。

 

Q,今回、整形外科や整骨院等で治療を受けられましたか?

 

3月に整形外科で、レントゲンとMRIを撮り、L3付近のヘルニアと診断されました。

 

痛み止めを飲んでいますが、気休め程度にしかなりません。

 

あとは、電気針(パルス)を受けたこともあります。

 

Q,お仕事ではどんな体勢が多いですか?

 

仕事では、荷物を持ち上げることが多いです。

 

Q,ぎっくり腰になったことはありますか?

 

いいえ、ありません。

 

Q,くしゃみをして痛みが出る、などの症状はありますか?

 

いいえ、特にありません。

 

【検査】

 

腰の痛みの原因を調べるため、以下の検査を行いました。

 

<動きの検査>

 

腰の動きの検査

 

前屈をした際に、痛みが出ました。後屈した際には問題はありませんでした。

 

股関節の動きの検査

 

仰向けでの股関節の動きが、正常45度程のところ、右20度、左10度の動きしかありませんでした。

 

うつ伏せの股関節の動きが、こちらも正常45度程のところ、右30度、左20度の動きしかありませんでした。

 

<筋力テスト>

 

・足の親指の力比べの検査では、左側の足を曲げた際に異常が見られました。

 

・左のお尻の筋肉(大臀筋)の筋力が低下していました。

 

・体幹を支えるインナーユニットの筋力が低下していました。

 

<神経症状を調べる検査>

 

・神経症状を調べる検査を5種類行いましたが、結果すべてに異常が見られました。

 

<その他の所見>

 

・骨盤を動かす際の、動作の流れが悪いことが分かりました。

 

【検査結果から分かること】

 

腰痛 男性

 

<腰痛の分類>

 

筋膜性腰痛と腰の椎間板ヘルニアが合わさったものであると考えられました。

 

<腰痛の原因の分析>

 

筋膜性の腰痛の原因としては、仕事で前かがみの体勢が多く、重い荷物を運ぶことも多いため、腰に大きな負担になっていることが考えられました。

 

また、筋膜性の腰痛の中でも更に重症な「筋の癒着」が考えられるため、このことで関節の動きが低下していることも腰への負担を助長していると言えます。

 

椎間板ヘルニアは、体幹を支えるインナーマッスルの筋力の低下と股関節の動きの悪さにより、お尻の筋肉が上手く使えていない状態です。

 

その為、腰周りが安定せず、背骨(腰椎)への圧力が増加していることが考えられました。

 

【施術計画】

 

<施術期間>

 

2か月間(2か月後に転居の予定があるため)

 

<施術方針>

 

体幹を支える筋肉とお尻の筋肉をしっかりとつけ、股関節と骨盤の動きを改善していきます。

 

ただ、股関節と骨盤の動きは2カ月で改善が見込まれますが、筋肉をつけて腰を安定させるには期間として、少し難しいとは思いますが、その分ご自宅でのセルフトレーニングで対応してもらうようにお伝えしました。

 

また、マッケンジー体操、生活指導をして今後の悪化を予防してもらうこともお願いしました。

 

具体的には、腰から骨盤、お尻にかけての筋・靭帯(起立筋、腸腰筋、外旋筋、腸腰靭帯、仙結節靭帯)に指圧施術を行っていきます。

 

電気療法では、お腹の筋、腹斜筋と左のお尻に刺激を与えていきます。

 

<施術目標>

 

腰に負担のかからない体、自転車に乗れる体を目指します。

 

<施術に関して>

 

この患者様は、現在、通院中ですが、今月末に転居されます。

 

私は4回目の施術より引継ぎを受けて、担当させて頂きました。

 

【施術経過】

 

腰まわり 整体

 

・2回目の施術時に痛みが少し戻り、股関節~膝の痛みは変化がない様子でした。

 

・3回目の施術時にマッケンジー体操のレベル1を指導しました。

 

・4回目の施術時、股関節の動きを確認し、若干の改善が見られました。

 

ただ、膝周りの痛みは継続して出ている状態でした。

 

インナーマッスルのトレーニングの指導を行いました。

 

・5~8回目は大きな変化はありませんが、徐々に楽になっている感じが見受けられました。

 

朝一番の腰・膝の痛み、靴下を履く動作の痛み、歩行時の違和感がまだ残っていました。

 

左の膝の内側に痛みが出るので、鵞足への痛みも考え内転筋への指圧を行い、施術後は、少し動きやすくなりました。

 

・9回目(約1カ月)で大きく変化が出ました。

 

腰に重い感じはありましたが、全体的に体が楽で、長距離を歩いても問題なく、まだ歩けそうな感じも持たれていました。

 

・10~12回目は痛みが午前中のみとなり、調子がいい状態が続いていました。

 

ただ、朝は重だるく、ハリ感も強く、靴下を履く動作にまだ辛さが残っていました。

 

痛み止めは朝のみ、午後は服用せず済むようになりました。痛みもほぼ半減しています。

 

・13回目以降は痛みが気にならず、違和感が残るような状態でした。

 

特に朝の靴下を履く動作に違和感が強くありました。

 

マッケンジー体操も徐々にレベルをあげて行えるようになってきました。

 

股関節の動きも正常になっています。

 

現在14回施術を行っています。

 

今後は転居後の対策を指導し、セルフケアで今の状態がキープできることを目指していきます。

 

【まとめ】

 

今回は、座る姿勢、寝る姿勢も出来ないほど痛みが強く、痛み止めも手放せないような状態でお悩みの患者様です。

 

痛みの原因を探るべく、様々な検査を行いましたが、今回の痛みは、筋膜性と椎間板性が合わさった腰痛であると考えられました。

 

この筋膜性の腰痛が出た原因としては、仕事での前屈みの体勢や、重いものを運ぶ作業によって腰の筋に負担がかかり、筋が硬くなって骨盤の動きも悪くしてしまったことが伺われました。

 

また、椎間板ヘルニアに関しては、体幹を支えるインナーマッスルの筋力の弱さと股関節の動きの悪さによって、背骨に負担がかかり、背骨の中でクッションの役割をする椎間板が後ろへ飛び出して神経にさわることで痛みなどが発生したと考えられました。

 

今回は通院期間が限られていたことから、筋の癒着や、股関節・骨盤の動きを改善することは可能であると思われましたが、腰を支える筋力をどこまでつけていけるか、が課題となりました。

 

経過としては、徐々に、しかし確実に関節の動きや痛みの状態も改善が見られ、筋力も少しずつついてきています。

 

通院期間終了後も、今の状態が維持できるよう、生活習慣や筋肉のトレーニングなどを引き続きお伝えしながら施術を進めていきます。

 

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