交通事故による怪我のご相談も承ります

ロゴ

ロゴ

8月は10日11日13日22日が休みになります。

15日と29日は営業いたします。

8月は10日11日13日22日が休みになります。

15日と29日は営業いたします。

臀部の痛み

★昔から腰痛があり、殿部に痛みが出てきた40代女性の改善事例

福永

 

患者情報: 女性 48歳

 

【問診】

 

<お悩み>

 

右側のお尻の痛み

 

<患者様にお伺いしたこと>

 

Q,いつ、何をしていて痛みが出ましたか?

 

今日の明け方、寝返りをしたときに痛みが走りました。

 

Q,どんな動きで、腰のどの部分が痛くなりますか?

 

前屈みの動きと、座ってお尻が圧迫されると痛みが増します。

 

Q,しびれや、足に違和感などはありますか?

 

お尻の痛い部分は、ボヤーッという感じで痺れています。

足には特に何も感じません。

 

Q,今日の明け方から痛めたということですが、昼頃からマシになってきた、など変化はありますか?

 

前屈みの動きと座った時は変わらずずっと痛みます。

ただ、歩いたり、左を下にして寝ている姿勢では、ほとんど気になりません。

 

Q,これまでに腰痛があったり、普段から腰お尻周りで悩んでいることなどはありますか?

 

少し前まで営業職をしていて、ほぼずっと車に乗っていました。

その時は腰痛で悩んでいました。

今は仕事をしていないので、そこまで気にはなっていません。

 

Q,普段どのような体勢で過ごすことが多いですか?

 

今は家にいることがほとんどなので、座っているか横になっているかの体勢です。

 

Q.他にお身体で気になっていることはありますか?

 

特にありません。

 

Q,今回の痛みを含めて、これまで整形外科等を受診されたことはありますか?

 

いいえ、受診したことはありません。

 

【検査】

お尻の痛みの原因を調べるため、以下の検査を行いました。

 

<動きの検査>

 

・腰の動きの検査:

前屈をした時に、右の腰から右のお尻にかけて痛みが増しました。

 

・股関節の動きの検査:

右股関節を捻る動作の動きが悪い状態でした。

特に外旋筋という、お尻にある筋肉が左に比べて右の動きが極端に悪いことが分かりました。

動かした際に痛みがあるわけではありませんが、動きがそれ以上いかない、止まってしまうという状態が見られました。

 

<神経症状の検査>

 

2種類の検査を行った結果、そのうち腰を曲げた状態で足の親指を伸ばす際に異常が見られました。

 

<筋力テスト>

 

・インナーマッスルの筋力検査:お腹の深部の筋肉であるインナーマッスルは低下していました。

 

・お尻の筋力検査:右のお尻には痛みがあり、正確に測定できませんでした。

 

<その他の検査>

 

・仙腸関節離開テスト:仙腸関節に炎症があるかを調べる検査では、痛みがあった為に、正しく測定できませんでした。

 

 

【検査結果から分かること】

 

<お尻の痛みの分類>

 

今回の右のお尻の痛みは、昔から腰痛があったということ、前屈の動作や座っている姿勢で痛みが増すこと、また神経障害を調べる検査で異常が見られたことから、「腰椎椎間板ヘルニア」からの関連痛として起こっているものであると判断しました。

 

 

<腰椎椎間板ヘルニア関連痛の原因の分析>

 

腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎(背骨の腰部分)の中でクッションの役割をする椎間板に負担がかかることで、椎間板が変形して神経に触ることで痛みやしびれなどの症状が現れます。

今回の患者様は、このヘルニアが元になって右のお尻に痛みが出たと考えられました。

ただ、痛みが出た原因はヘルニアによるものだけでなく、お尻の外旋筋という筋肉がうまく使えていないことが、他の大臀筋や中臀筋と呼ばれるお尻の筋肉に過度な負担となってかかり、痛みの症状が出る原因の一つとなっています。

また、インナーマッスルの筋力が極めて低下していることから、腰椎に負担がかかりやすくなっていると考えられ、これはヘルニアの症状も悪化しやすい状態であると言えます。

 

【施術計画】

 

<施術の方針>

 

お尻の痛みが主な症状となっていますが、痛みの原因は腰椎の椎間板の部分にあります。

その椎間板、ひいては腰椎にストレスを加えないようにしていくことが、この患者様にとっては最も重要になります。

ただ現段階では腰の筋肉、またお尻の筋肉に痛みなどの症状が強くあるため、まずその部分の筋肉に対して施術を行い、痛みを緩和していきます。

痛みが治まってきたら、外旋筋の動きを出していく施術、またインナーマッスルの筋力をあげて腰椎に対する負担を軽減させていく施術が必要になります。

 

<施術のゴール設定>

 

腰の筋肉に負担が加わりにくいような体にします

 

<施術期間と頻度>

 

週2回、3ヶ月の期間での施術を提案しました。

 

【施術経過】

・3回目施術終了時:

初診時の痛みの度合いを10とした時、10→4へと痛みは軽減しました。

寝る時、前屈みになる時は変わらず痛みが出ている状態でした。

太ももがつっぱる感じがあり、足が重たいような感じもありました。

 

・6回目施術終了時:

お尻の痛みの度合いは10→2へと改善傾向にありました。

家の都合でどうしても長時間車に乗らないといけない状況がありましたが、お尻の痛みは悪化することなく過ごすことが出来ました。

右の外旋筋は施術後には正常範囲の45度まで動きが改善しました。

 

・12回目の施術終了時:

腰からお尻にかけての痛みが出ることはありませんでした。

外旋筋の動きは施術前でも左右差がないほど改善された状態が維持できていました。

インナーマッスルも徐々に力が入るようになってきていました。

 

・18回目の施術終了時:

外旋筋の動きに関しては、問題ない状態になりました。

インナーマッスルの筋力も少しずつついてきており、痛みに関しても日常で出てくる事が減ってきました。

 

・22回目の施術終了時:

腰からお尻にかけての痛みは起こる事なく生活できるようになっています。

筋力も安定してついてきている状態で、あと数回で施術終了を目指しています。

 

【まとめ】

 

今回の患者様は、右のお尻の痛みを訴えて来院されました。

朝方に寝返りを打ったことがきっかけでしたが、それまでにも腰痛でお悩みだったことや、検査結果からこの痛みの原因は椎間板性ヘルニアによるものであると考えられました。

椎間板性ヘルニアの施術で必要になるのは、痛みを抑えることは当然のこと、腰椎に負担をかけている原因を取り除いていくことです。

この患者様の場合は、お尻の外旋筋という筋肉の動きが悪いことと、お腹の深部で体を支えるインナーマッスルの筋力が弱いことで腰椎に過度に負担がかかっている状態でした。

そのため、施術ではまず痛みを緩和させ、落ち着いてきた時点で外旋筋とインナーマッスルの改善のための施術を進めていきました。

現在では痛みもほぼ治まり、機能の改善も安定して維持できていることでもうすぐ施術は終了できる見込みです。

関連記事